始まりの道
高校時代、走っていた道がある。
三重県桑名市の伊坂ダムを周回する約3.6kmのアップダウンのあるコースだ。家が近くだったから、家から登って行くと20kmくらいにちょうどなるし。車も全然来ないし空気もいい。すごい坂がある。きついけれどトレーニングになる。多いときは三周したり。インターバル・トレーニングをやったり。美しい水辺の景色があったかと思うと、森の中に入って、橋を渡ったり、平坦になったり変化があって走っていて楽しい。オールシーズン、季節ごとに移り変わる自然がいい。信号がないのがいい。すごく綺麗。大好きなコース。
瀬古利彦(陸上競技指導者)
高校時代から本格的に陸上を始め、インターハイでは800m・1500mで二冠を達成。名門早稲田大学へ進み、故中村清監督の下、ランナーとしての才能を開花。箱根駅伝では4年連続で「花の2区」を走り、3、4年次では区間新(当時)を獲得するなど活躍した。トラック競技においても日本記録を総ナメにし25,000mと30,000mでは世界記録を樹立(当時)。大学時代からマラソンで活躍し、現役時代は国内外のマラソンで戦績15戦10勝。圧倒的な強さを誇る。鋭いラストスパートでライバルを引き離し、鮮やかにゴールする姿は日本国内だけではなく海外からも絶賛され、多くのファンがその走りに魅了された。現役引退後は指導者の道に進み、オリンピック選手を3名輩出するなど後進の育成に注力。
Toshihiko Seko ( Athletics Mentor )
所在地:三重県四日市市伊坂町
距離:3.6km
路面:アスファルト
おすすめ季節:春、夏、秋、冬
緑の多さ:多い
アクセス :
スタート地点の伊坂ダムサイクルパークまで
・三岐鉄道線「平津駅」から徒歩で約20分
・四日市市自主運行バス(三岐バス)
山城‐富洲原線「千代田」バス停から徒歩約10分
・東名阪高速道路「四日市東IC」から約10分
ACCESS :
編集:高木基、塚本哲也
撮影:青山アリア
制作:ランナーズインフォメーション研究所